東京・永田町の国会前で19日、「金権腐敗の自民党政治糾弾!」などを訴えるデモ集会があった。「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」が主催し、約800人(主催者発表)が集まった。
「改憲阻止」などを訴えて毎月19日に開いている集会だが、マイクを握った市民団体の代表らからは、自民党のパーティー券裏金事件への批判が相次いだ。
参加した東京都日野市の小川哲生さん(71)は「検察の捜査終了には納得できない。年金を頼りに毎日の生活を切り詰め、税金を納めている。一方で自民党の政治家たちは巨額の裏金を作り、何に使ったかを明らかにしない。こんな政治は信頼できない」と憤った。
神奈川県茅ケ崎市から来た豊島道子さん(68)は「裏金を作った議員たちをやめさせなければならない。一日も早く解散総選挙をしてほしい」。
東京都内の団体職員の女性(43)は「裏金を作った議員は『政治業』の業者なんだと思う。このような人たちを国会議員にしたのは私たち。どうすれば正しい判断をできるか、次の選挙までに学びを重ねたい」と話した。(本山秀樹)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル